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優雅な光沢、しなやかでさらりとした肌触りの「絹」は最も古くからある繊維。古今東西、様々な文化を生み、運び、そして今も愛され続けている「絹」は、人類の宝物と言えるかもしれません。
絞り染めは、布を括ったり縫い縮めたり挟んだりして、縮まったその部分に染料が入らないようにして染める防染手法のことです。
織物や染色が発達していく過程で、絞り染めは多彩に変化発展を遂げていきました。
静岡県静岡市と藤枝市の境、平安時代の歌物語である「伊勢物語」によって世に知られるようになった細道と五街道の一つである東海道が通る峠、そして峠の東麓には往来する人々にとっての休憩地だった集落が残る辺り一帯の『宇津ノ谷』。
滋賀県近江八幡市、日本最大の湖である琵琶湖の中央部東岸寄りに位置し、日本で唯一の淡水湖の有人島である『沖島』。
富山県北西部、萬葉三十六歌仙の一人である「大伴家持」が愛した越中の自然を有し、鋳物の産地として400年以上の歴史を持つ『高岡市』。
長野県の最南端、諏訪湖を源にした「天竜川」が村の中央を南北に流れ、温暖な気候のため信州の春を最初に告げる村でもあり、面積の約93%を森林が占めている『天龍村』。