愛知県新城市の「鳳来寺」への参道の片隅で、2匹のクロアゲハがひらひらと舞う彼岸花の小さな群生を見かけます。
昼と夜の長さがほぼ同じになる秋分の日、その日を向かえる頃になると夏にあれほど賑やかに鳴いていた蝉の声の種類が少なくなってきます。
ニイニイゼミ(にいにい蝉)の「チィー」と言う鳴き声から始まって行く夏。
夏の訪れによって聞こえる音があります。
蝉の声、虫の羽ばたき、夏鳥の囀り、蛙の声、風でこすれる草葉、風に揺れる風鈴、花火や祭りの響き…
そして、それらの夏の音に混じって鳴り始める踏切の音も聞こえてきます。
陸上植物が地球上に出現したのは約4億7000万年前だと言われています。
それから過酷な地球環境の変化に対応しながら、胞子によって子孫を残すシダ植物、そして種子で子孫を残すようになり胚珠がむき出しの裸子植物と花を咲かせる被子植物とが長い進化の過程で現れてきます。
光を見た後にまぶたを閉じると、何やら明るいものが見えてきます。
金色の世界、あるいは瞬く虹の世界。
意識を集中して思い描く何かを想像すれば、描いたその姿が浮かび上がってくるようになります。
ある町に流れる小さな川に架かる橋、ときおり橋を渡る人がその橋の半ばほどでふと足を止めて辺りを見渡す場面に幾度か出くわします。
日本の第26代天皇である「継体天皇」(在位507-531)が埋葬されたと考えられている陵墓が、大阪府の北部に2つあります。
日本海に面する福井県の若狭町と美浜町にまたがって5つの湖水群があり、総称として「三方五湖」と呼ばれています。
三方五湖の一つ、「水月湖」の湖底には厚さ約45mの泥の層に約7万年の歳月をかけて積み重なった縞模様の堆積物である「年縞」が形成されています。
伊勢神宮からおよそ15km離れた三重県明和町にある近鉄「斎宮駅」の北側に広がる地には、かつて「斎宮」と呼ばれた宮殿が建っていました。
山口県の中央部、美祢市に広がる「秋吉台」は日本最大のカルスト台地です。
カルスト台地とは、水に溶けやすい石灰岩などが雨水や土壌水・地下水などによって溶食されることによりできた周囲の低地に比べて盛り上がった平らな土地のことを言います。
長野県の南西部、町の中央部に木曽川が流れ面積の約94%を森林で占める南木曽町で川と道路に架かる大正期の木製吊橋に出会うことができます。
深緑の木々に囲まれ、来訪者に対して立ちはだかる大手門跡から真っ直ぐに山腹まで伸びるおよそ180メートル・道幅およそ6メートルの両側を堅固な石塁で築かれた「大手道」。
光によって生ずる「かげ」には、影・陰・蔭・翳などいくつかの語があります。漢字の「影」の成り立ちは、日の光を意味する「景」と模様を意味する「彡」であり、「影」そのものにも「光」の意味が含まれています。
1853年7月8日、2隻の蒸気船と2隻の帆船が江戸湾の入り口にある「浦賀」に姿を現しました。ペリーの来航は日本の歴史の大きな事件「黒船来航」として現代まで語られています。
愛知県蒲郡市の海岸から約400mに位置し標高は約22~24mで周囲約620~680mの三河湾に浮かぶ小島『竹島(愛知県)』。
「風」は気象的な意味のほか、風を読む、風に訊く、風潮、順風、逆風など世情や状況を表す言葉としても使われます。また風情、風趣、風月、風土といった言葉に表されるように自然と人の結びつきの強さを見ることができます。