歴 史

  • voyage
  • 日本海に面する福井県の若狭町と美浜町にまたがって5つの湖水群があり、総称として「三方五湖」と呼ばれています。
    三方五湖の一つ、「水月湖」の湖底には厚さ約45mの泥の層に約7万年の歳月をかけて積み重なった縞模様の堆積物である「年縞」が形成されています。

  • reportage
  • 優雅な光沢、しなやかでさらりとした肌触りの「絹」は最も古くからある繊維。古今東西、様々な文化を生み、運び、そして今も愛され続けている「絹」は、人類の宝物と言えるかもしれません。

  • voyage
  • 山口県の中央部、美祢市に広がる「秋吉台」は日本最大のカルスト台地です。
    カルスト台地とは、水に溶けやすい石灰岩などが雨水や土壌水・地下水などによって溶食されることによりできた周囲の低地に比べて盛り上がった平らな土地のことを言います。

  • voyage
  • 深緑の木々に囲まれ、来訪者に対して立ちはだかる大手門跡から真っ直ぐに山腹まで伸びるおよそ180メートル・道幅およそ6メートルの両側を堅固な石塁で築かれた「大手道」。

  • reportage
  • 絞り染めは、布を括ったり縫い縮めたり挟んだりして、縮まったその部分に染料が入らないようにして染める防染手法のことです。
    織物や染色が発達していく過程で、絞り染めは多彩に変化発展を遂げていきました。

  • voyage
  • ローマ帝国時代に本国以外の領土を指す属州を意味する「プロウィンキア」が語源となり、帝国終焉以降は「フランク王国」の勢力下から「プロヴァンス伯領」を経て、1482年に「フランス王国」の州の一つとして併合、「フランス革命」の際に州が廃止された以後も南フランスの南東に広がる地方の名称として呼ばれる『プロヴァンス』。

  • voyage
  • 長野県の南端、標高3120mの「赤石岳」に「聖岳」や「兎岳」が連なる「赤石山脈」の西麓から「伊那山地」の東面傾斜地に挟まれた山間の渓谷一帯の秘境『遠山郷』、そして林業の隆盛と共に118年を歩み約2000人の卒業生を輩出し廃校となった『木沢小学校』。

  • chronique
  • しとしとと雨が降る或日、ベランダに置かれた柱サボテンの鉢に小さな梅雨茸が育っているのを見つけた。
    「梅雨茸」は、梅雨の頃に生える食用にならないきのこ類の総称で夏の季語でもあります。
    陰鬱な梅雨を表現していますが、思いがけず目にしたら嬉しいモノです。

  • voyage
  • 愛知県南東部、東西約50kmに延びる「渥美半島」の西端に位置し、タカ・ヒヨドリなど志摩半島を目指す多くの渡り鳥の中継地でもある『伊良湖岬』、そして神域「宮山原始林」を有する丘陵を背にし、太平洋「遠州灘」に面する長さ約1kmの湾曲した砂浜『恋路ヶ浜』。

  • voyage
  • 今よりおよそ2000年前の弥生時代後期の集落と推定され、水田跡や住居などの遺構に加え数々の木製道具や土器が発見された『登呂遺跡』。

    第二次世界大戦の最中である1943年に、水田地帯の深さ1mから多量の木製品や水田跡と考えられる杭列が発見されました。

  • voyage
  • 明治維新後の『秩禄処分』により生活に困窮した旧萩藩士を救済し、後の主要な産業となり萩の経済を支えることになった本来の名称を『夏橙(ナツダイダイ)』と言う、萩の特産物『夏みかん(夏蜜柑)』。

  • voyage
  • 第40代『天武天皇』の時代に『役小角』が「阿弥陀如来」を本尊とした「阿弥陀寺」を建立し、この地を訪れた『空海』が一千座の護摩を焚き庶民の幸福を祈り、第72代『白河天皇』の皇室繁栄を祈願する「勅願寺」として『鶴林山大御堂寺』と称された通称『野間大坊』。

  • voyage
  • 木曽八景の一つ『寝覚の夜雨』と称えられ、木曽川の激流によって「花崗岩」が永い年月をかけて浸食されてできた自然地形であり「史跡名勝天然記念物」に指定された『寝覚の床』。